本文へジャンプ

 基本的な考え方
 各市町村の教育委員会が主導して、福祉部局と連携のもと、原則として全ての小学校区で放課後の子どもたちの安全で健やかな活動場所を確保し、総合的な放課後対策として実施するものです。
           (文部科学省・厚生労働省 放課後子どもプラン連携推進室)

 放課後子どもプランとは
 少子化や核家族化の進行、就労形態の多様化及び家庭や地域の子育て機能・教育力の低下など、子どもを取り巻く環境が変化しています。このことから放課後等に子どもが安心して活動できる場を確保し、次世代を担う児童の健全育成を支援するため、「放課後子ども教室」と「放課後児童クラブ」の2つの事業を併せて『放課後子どもプラン』として推進しています。
 また新たに中学校には、「放課後学習室」を設置して、放課後の学習活動を定着することにより、授業も含めた学習サイクルの定着を目指しております。



 高知県の取り組み
 いま、県内の市町村では、小学校の校舎などで「放課後児童クラブ」や「放課後子ども教室」を開設して、子どもたちの放課後の居場所を作っています。
 ここでは、授業終了後に、それぞれに子どもたちが集まってきて、指導員や地域の方々の見守りの中で宿題をしたり、遊んだりしながら過ごし、生活や学習の習慣を身につけます。
 また、「学習アドバイザー」や「学生ボランティア」の配置や、図書や教材の整備といった取り組みを行い、家庭学習の習慣化と学習意欲の向上を支援します。全国に比べて厳しい状況にあります中学生の学力対策として、放課後に学習支援を行う「放課後学習室」を新たに設置しています。ここでは、放課後に、地域の講師や学習アドバイザーが個別に基礎基本の勉強をていねいに指導します。これによって、自主学習の習慣化や義務教育の段階で身につけなければならない学力を保障し、学校生活が充実したものになるよう、また将来の進路選択にもつなげていきたいと考えています。

 併せて、こうした取り組みを進めるには、何より人材が必要です。学習活動を支援する講師や学習アドバイザー、学習サポーターなどの発掘や登録、情報提供を行う「放課後学び場人材バンク」を新たに創設し、市町村を支援しています。家庭の教育環境は様々ですので、多くの子ども達にに学習の習慣をつけてもらうためには、全ての子どもたちが参加できる「放課後の学び場」の保障が必要と考えています。